堤防からタコって釣れる?
結論から言えば釣れます。
最近、人気なのか堤防からマダコを狙っている人を良く見かけます。
徳島県の防波堤では人気が出つつある釣りですね。
マダコは北海道/東北北部より南側に生息してますので多くのエリアで狙う事が出来ます。
堤防から釣れるマダコについて
マダコの魅力は?って事なのですが、
食べて美味しいの一言につきます。
スーパーで足だけになった茹タコを見かけますよね。
僕の正直な感想としてマダコと比べて【味が薄い】です。
種類が違うのかな?
一般的にマダコは漁獲量が少ないので余りスーパーなどに並ばないかもしれませんね。
スーパーで購入できるタコに比べて歯ごたえ、甘み、旨みが強いです。
マダコの味を知ってしまえば釣りに行きたいってなってしまいます!
マダコが釣れるタイミング
時期
一年中釣れます!
っと一般的な話はさておいて。
もっとも釣りやすい時期は5月~8月です。
堤防に居ついているマダコに加えて沖からマダコが沿岸に寄ってきて数が増えていると考えられます。
数が増えれば釣りやすいですよね!
時間帯
いつでも釣れます!
ただ、釣りやすい時間帯はあります。
オススメの時間帯は朝マズメと夕マズメです。
マダコは基本的に夜行性ですので昼間は釣りにくいです。
ポイント(場所)
防波堤や漁港がオススメとなります。
オープンエリアでも釣れますが・・・ポイントの絞り込みが難しいのでオススメできません。
では、防波堤のどの様なところがオススメなのか?って事なのですが。
足元と防波堤の基礎捨石のかけ上がりとなります。
基礎捨石の狙い方としては・・・
・基礎捨石に平行に投げて砂と捨石の境目辺りを狙う釣り方。
マダコが居そうなラインを誘えるために効率的な釣り方です。
・基礎捨石に真っ直ぐに投げて狙う釣り方。
かけ上がりを感じられるためにピンポイントを狙いやすいです。
タックル
マダコ釣りはシンプルな仕掛けです。
シンプルな道具であるが故にタックルにはある程度こだわっていただいた方が快適な釣りになります。
それでは、オススメのタックルを紹介していきます。
竿
安価で扱いやすい竿を出しているソロパラ。
ソルパラのタコ用の竿をオススメします。
タコは吸盤で岩などの障害物へ張り付いて動かなくなります。
タコが障害物へ張り付く前に瞬時に海底から引き剥がすパワーを持った竿です。
タコには専用ロッドか硬めの竿が良いです。
リール
安価なスピニングリールでありながら完成度は高いです。
気になる最大ドラグは12Kgあります。
岸壁からのマダコ釣りでは十分はスペックです。
PE(メインライン)
極端に太い糸を使いマダコ釣りしている人もいます。
例えば、PE8号など…
僕としては果してそこまでライン強度が必要なのだろうか?っと疑問です。
PE8号の強度は45Kg程度。
45Kgまで糸が切れなくても、他の道具が破損してしまいます・・・
極端に太い糸はキャスト性能も落ちます。
更に、風や潮の影響を受けやすくなりマダコからのアタリを逃しやすくなります。
アタリを逃した結果は・・・マダコが逃げてしまうか、巣穴に入り根掛かり状態になります。
その様なことを少しでも回避するためにPE2.0号をオススメします。
なんでPE2.0号なの?って事なのですが、
PE2.0号のライン強度はおおよそ18Kgです。
18Kgもあればリールのドラグ性能の限界まで使えます。
あとは竿の強度と相談しながらドラグ設定をするだけです。
PE2.0号は細いように思われるかもしれませんが、実はPE2.0が切れる前に他の道具が負けてしまうのです。
ただし、PE2.0号をルアーへ直接結ぶのはNGです。
なんで?ってなりますよね。
PEをルアーに結ぶと結束部がドンドン締まってしまいます。
最後には結束部が締まり過ぎて【プツン】って切れます。
PE強度を十分に出すためにリーダーは必ず使ってください。
ショックリーダー
PEとルアーに間に付けるのがショックリーダーです。
ショックリーダーにはナイロンとフロロの2種類があります。
マダコ釣りは海底がごちゃごちゃしたところで釣ります。
ごちゃごちゃしているという事はリーダーは傷つきます。
フロロカーボンよりナイロンの方が傷に強い為にナイロンラインをオススメします。
え!高いフロロカーボンの方が根ズレに強いのでは??って思われるかもしれませんね。
フロロカーボンは縦の繊維の集合体です。
繊維が傷付くと急激に強度低下が起こるのがフロロカーボンです。
一方でナイロンラインは1本で出来ているために傷が付いた深さ分の強度低下にとどまります。
結果、フロロカーボンよりナイロンの方が強度維持をしやすいです。
タコエギ
オススメのタコエギはヨーズリの【タコやん】です。
何がいいの?ってなりますよね。
タコ釣りはごちゃごちゃした海底でルアーを動かします。
っとなると、根掛りします・・・
マダコ釣りは根が掛かりと切っても切れない関係にあります。
いやな根掛りを少しでも軽減してくれるのが【タコやん】です。
重りとルアーの距離が少し離れているのがポイントです。
この少しずれていることで根かかりのリスクが減ります!
カラーのオススメは白・チャート・オレンジです。
えらい派手は色だな~っと思われるかもしれませんね。
そう、マダコ釣りは目だったもん勝ちです!
ハイアピールなカラーで目だって釣果を伸ばしてください。
マダコの釣り方
誘い方
ルアーをマダコが居そうなラインへキャストします。
海底までルアーを落とします。
海底にルアーが到着すれば糸がたるみますので見逃さないでください。
竿の穂先を少し動かす程度(ブラックバス釣りで言うとシェイク位)。
その後ルアーをとめる。
この繰り返しです。
大きなアクションはマダコ釣りには必要ないです。
アタリは?
結論から言えば【ほぼ無い】です。
上手い人に怒られそうですね。
でも、僕にはほぼ感じ取れません・・・
イメージとしては、ゆっくり動かしているタコエギの上にタコが被さります。
マダコが被さっているのか?
岩に引っかかっているのか?
の区別が難しいのです!
全てのマダコが被さってくるだけか?っと言うとそうでもありません。
タコエギを巣穴に持って行こうとする時があります。
巣穴に持って行こうとする場合には竿先が少しだけ持っていかれます。
この時は【アタリ!】っと分かります。
まとめると、マダコが被さってタコエギが動かなくなった時や少し引っ張られる感覚があった時はアタリ!っと思った方が良いです。
あわせは必要?
結論を言えば【ガツン!】っと思い切って合わせてください。
【これはマダコ?】っと疑問に思ったら迷わずアワセを入れてください。
そろーっと【聞きアワセ】をするとマダコが岩などにへばり付いて釣り上げる事が出来ません。
少しでもキャッチの可能性を上げる為に【ガツン!】っとアワセを入れてください。
合わせた後も【ごみ??】っと感じる事が多々あります。
ごみかもしれませんがタコかもしれません。
ラインテンションを緩めるとマダコは外れてしまいますので最後まで全力で巻いてください。
締め方
目と目の間がマダコの急所です。
急所にナイフを刺す事でマダコは締まります。
締まればマダコの色が白っぽくなります。
ちょっと雑な締め方ですが、マダコの頭をひっくり返すって方法もあります。
頭の付け根に筋があります。
筋を断ち切って内臓を外側に出すイメージです。
何も道具が無い時にお試しください。
ちょっと、それは・・・って方は止めた方がいいです。
注意してほしい事
持ち帰りたい場合は締めてください
マダコを釣って持ち帰りたい場合には必ず締めてください。
間違ってもビニール袋に入れたからOK!って思わないでください。
脱走します!
釣り終わって【さ、帰ろう!】ってなった時に脱走している事があります。
マダコは賢いので何とかして脱走を試みます。
そしてアングラーは・・・【あれ?いない】って事に。。
噛まれないようにしてください。
マダコを釣ってよろこんで掴むと吸盤に張り付かれます。
張り付かれた吸盤を徐々に移動しマダコの口まで到達。
そして、強力は口(クチバシ)で噛みつかれます。
僕は噛まれたことが無いのですが、めっちゃ痛いらしいです。
お気をつけください・・・
漁業権
タコ釣りは漁業権で守れているエアリアがあります。
事前に調べて釣行してください。