ジギングを始める時に最初に悩むのは
- スピニングタックル?
- ベイトタックル?
って事になりますよね。
ベイトタックルは多くのメリットとデメリットがあります。
ベイトタックルを選ぶのに向いているシーンや
適切なベイトタックルを紹介します。
ベイトタックルのメリット
![](https://fishing-nobu.com/wp-content/uploads/2022/01/ライフジャケット-1-1024x576.jpg)
ベイトタックルはスピニングに比べて幾つかメリットがあります。
- ジャーク/ファイトが楽
- フォールのアタリが取りやすい
- 繊細なルアーコントロールが容易
それでは細かく説明していきますね。
ジャーク/ファイトが楽
![](https://fishing-nobu.com/wp-content/uploads/2022/01/ライフジャケット-2-1024x576.jpg)
メタルジグを1日中操作し続ける釣りになるので
体力勝負的な場面が多々あります。
ベイトタックルはスピニングリールに比べて体力にかなり楽になります。
楽になる原因は2点あります。
1点目はベイトリールはスピニングリールよりパワーがあります。
リール自体にパワーがあるのでアングラーへの負荷を軽減してくれます。
ベイトリールのイメージとしてウィンチですね。
2点目はジャーク/ファイトをしている時のロッドの角度があります。
ベイトタックルはスピニングタックルより穂先を海面に向ける事ができます。
竿先を下げてのジャーク/ファイトはアングラーの負担軽減に大きく貢献してくれます。
言い換えれば、スピニングリールはロッドを立ててのファイトを余儀なくされますね。
超大物釣りにおいてはベイトタックル一択と言っても良いと思います。
続いてフォールのアタリの取りやすさについて説明しますね。
フォールのアタリが取りやすい
![](https://fishing-nobu.com/wp-content/uploads/2022/01/ライフジャケット-3-1024x576.jpg)
ジギングはフォールであたりが出やすい釣りです。
フォールとは??
簡単に言いますと・・・ルアーが海底に向かって落下している状態です。
フォール中は糸をどんどん出していきます。
糸の出し方がベイトとスピニングでは異なりアタリの取りやすさに差がでます。
スピニングタックルはベールを起こしてラインをフリーにしフォールさせます。
ラインが完全にフリーになっていますので
魚からの細かなアタリが取りにくい状態になります。
一方でベイトタックルは完全にフリーな状態でラインを放出しません。
スプールが回転する事でラインを放出しますので
少しだけラインテンションがかかっています。
少しのラインテンションがある事で魚からのアタリが取りやすくなります。
続いてルアーコントロールについて説明しますね。
繊細なルアーコントロールが容易
![](https://fishing-nobu.com/wp-content/uploads/2022/01/ライフジャケット-4-1024x576.jpg)
ジギングで釣果を出すには多くのテクニックが必要となります。
ジギング船に乗るとよく聞くのが・・・
海底から20m探ってください
っと船長から言われます。
アングラーは海底から20mで
メタルジグに気付かせ食わせる動作を入れなければ釣れません。
20mで全ての動作を簡潔するには繊細なルアーコントロールを必要とされます。
ジャークを入れて誘い
食わせの動作に一瞬のストップやフォールを入れる動作が必要となってきます。
ベイトタックルはスピニングタックルと比べて
ロッドワークのストローク幅が大きく出来る事や
パワーがある為にリール1/4回転リーリングなどの細かな動作がしやすいです。
この様な細かな動作の違いで釣果に差を出せるのが
ベイトタックルのメリットとなりますね。
次はベイトタックルのデメリットについて説明しますね。
ベイトタックルのデメリット
![](https://fishing-nobu.com/wp-content/uploads/2022/01/ライフジャケット-6-1024x576.jpg)
ベイトタックルにもデメリットがあります。
最大のデメリットは高速ジャークがやり難い。
近海の青物ジギングでは高速ジャークにしか反応しない事があります。
また、ベイトタックルはキャスティングが難しいです。
近海の浅瀬ジギングでは船からメタルジグをキャストして広範囲を探る事があります。
勿論キャストが出来ない訳ではありません、
スピニングリールの方がキャストがしやすいって事です。
広範囲を探れて高速ジャークが出来るスピニングタックルに武がある場面はありますね。
続いてベイトタックルに向いているシーンについて説明します。
ベイトタックルに向いているシーン
![](https://fishing-nobu.com/wp-content/uploads/2022/01/ライフジャケット-7-1024x576.jpg)
ベイトタックルに向いている場面は大きく4シーンあります。
- 水深が深い場面
- 海流が早い場面
- 海底付近を狙う時
- 超大物を狙う場面
細かく説明していきますね。
水深が深い場面
![](https://fishing-nobu.com/wp-content/uploads/2022/01/ライフジャケット-8-1024x576.jpg)
ジギングにおいて水深は海の状況により変更しながら遊びます。
例えば水深300mで金目鯛を釣ります。
水深300mになるとスピニングリールでリーリングする事は
ほぼ不可能な水深となります。
水深が深くなれば使うメタルジグは重くなり、
水圧の抵抗を受けますのでリーリングするハンドルは
めちゃくちゃ重いです。
この様な場面でもベイトリールであれば
メタルジグを操作出来るパワーを持っているのがベイトタックルとなります。
続いて海流が早い場面について説明しますね。
海流が早い場面
![](https://fishing-nobu.com/wp-content/uploads/2022/01/ライフジャケット-9-1024x576.jpg)
海の潮の流れは沖に出なければわかりません。
沖で潮の流れが早ければ底をとる事も困難です。
メタルジグが海底に向かって落ちているのか
潮にボートが流されているのか
はたまた、メタルジグが潮に乗って流されているのか。
海底にメタルジグが着いたちょっとした変化を捉える必要があります。
スピニングリールはフリーフォールでルアーを落としていきますので
ちょっとした変化を捉える事は難しいです。
ベイトリールは少しだけテンションをかけてフォールさせていきますので
着底のちょっとした変化を捉える事ができます。
続いて海底付近を狙う場面について説明しますね。
海底付近を狙う時
![](https://fishing-nobu.com/wp-content/uploads/2022/01/ライフジャケット-10-1024x576.jpg)
根魚をジギングで狙う時は海底付近を重点的に探る事になります。
状況や狙う根魚によって多少の変化はありますが
海底より5m前後までを探る場面が多いと思います。
海底から5mで魚へアピールし
食わせの動作までを完結させる必要があります。
スピニングリールを使いガンガンジャークを入れると
根魚の射程範囲を一気に超えてしまいヒット確率がダウンしてしまいます。
海底からわずかな距離で全ての動作を入れるには繊細な技が必要となります。
繊細な技の一つにハンドルを1/4回転させて一回ルアーを動かすテクニックがあります。
止める⇨ジャーク⇨止める⇨ジャーク
細かい動作を繰り返すテクニックとなります。
スピニングリールはパワーが余り無いリールとなるので、
ルアー自体に慣性がついて動き出すとガンガンジャークできますが
停止状態のルアーは重くて大変です。
ベイトタックルはパワーがあるので停止状態のルアーでもしっかり操作可能で
細かなテクニックを出せるタックルとなりますね。
続いて超大物を狙う時について説明しますね
超大物を狙う時
![](https://fishing-nobu.com/wp-content/uploads/2022/01/ライフジャケット-13-1024x576.jpg)
結論から説明すると
超大物を狙う場合はベイトリール一択と考えてください。
スピニングリールでは体を壊すかタックルが壊れますので・・・
まずは、スピニングリールで超大物を狙うには難しい説明からしますね。
スピニングリールの弱点は2点です。
リール自体のパワーが余り無いです。
リール自体のパワーが少ないのでハンドルを回してのゴリ巻きが難しいです。
更にスピニングリールはベールを回転させて糸を回収し魚をキャッチします。
回転物がロッドより下についていますのでロッドを立ててのファイトが基本となります。
ロッドを下げすぎるとベールが船べりにあたりリーリングが不可能となります。
つまり、竿のパワーがキャッチ出来る魚の上限を決めてしまいます。
一方でベイトリールであれば、
竿が魚のパワーに勝てないと判断すれば、
竿先を魚へ向けてファイトへ移行します。
つまり、リールをウィンチの様に使い魚と綱引きをしてのファイトが可能です。
ベイトリールはラインや針のタックル強度が魚をキャッチ出来る上限へとなります。
タックルバランスをしっかり取ればキャッチ出来る魚の大きさは一気にアップします。
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続いてオススメのタックルを紹介します。
オススメのベイトタックル
ベイトタックルの選び方のコツは水深を目安にする事です。
水深を目安にする事でラインキャパやタックル強度がある程度決まってくる為です。
さて、実際にオススメしたいベイトタックルを紹介しますね。
水深50m
水深が50mはジギングにおいては浅い部類になります。
50mまでで狙うメインターゲットは
鰤/マダイ/ヒラメ/マゴチ/鯖/イサギなど
豊富な魚種が対象となります。
ただ、水深は浅く余り大型な道具は必要としません。
比較的小型なタックルで細かなアタリを取り
体力的に楽な道具をオススメします。
オススメ1
- シマノのオシアコンクエストリミテッドの200HG
- シマノのオジアジガーリミテッドのB62-0
組み合わせとしてはスロージギングのカテゴリーに入るタックルセレクトとなります。
スロージギングタックルは高感度であり食わせ重視となります。
とにかく食わせる事に重点をおき
高精度に仕上げられたリールで魚を取っていくタックルとなります。
オススメ2
- シマノのオシアコンクエストCT200HG
- シマノのオシアジガー LJB65-0/FS
リールに水深を数値として表記してくれるコンクエストCT200HGに
感度が非常に良好なシアジガー LJの組み合わせです。
ジギングにおいて水深管理は非常に重要です。
釣れた水深は再度釣れる可能性が高いです。
釣れた場面を再現するのにオススメ出来るタックルですね。
オススメ3
- ダイワのBASARA150
- ダイワのソルティガ BJ
軽く強く滑らかにを追求したリールに
ハイレスポンスなブランクを実装したソルティガ BJの組み合わせです。
積極的にメタルジグを操作し食わせるタックルです。
攻めの釣りで釣果を上げたい方へオススメとなりますね。
オススメ4
- ダイワのソルティガ BJ
- ダイワのキャタリナ BJ 63HB・Y
軽さを武器に繊細な釣りをしアタリをバンバン取って行くタックルとなります。
不意の大物を取る為のリールパワーを持っていますので安心してジギングに挑めます。
オススメ5
- アブガルシアのソルティーステージ ジギング
- アブガルシアのソルティーステージ ベイト
海外製のタックルでジギングを楽しみたいと考えて人へは
アブガルシアのタックルをオススメします。
ダイワ・シマノの製品を使い人の同じ道具はちょっと・・・
っと考えているにオススメとなります。
水深200mまで
水深200m迄となると浅瀬から中深海までのジギングをカバーする事になります。
50m迄の浅瀬ジギングから比べると少しヘビーなタックルが必要となります。
水深をカバーするだけのラインキャパが必要となります。
更にリール自体の剛性を上げて大型魚を釣る事が視野に入ってきます。
200mとなると赤ムツや黒ムツも視野に入ってくる釣り場所となりますね。
いよいよオススメのタックルを紹介します。
オススメ1
- シマノのオシアジガーFカスタム1500HG
- シマノのオシアジガーリミテッド B62-3
高合成のリールにフォール速度コントロールが着いたリールに
スロージギング最高峰のオシアジガーリミテッドの組み合わせです。
この組み合わせのポイントはフォールで魚を食わせる事です。
ジギングにおいてフォールを食わせるアクションは重要です。
重要な要素を最大限に発揮出来る組み合わせです。
船長に最高のポイントに連れて行って貰っても
道具がいまいちでは魚を掛ける事はできませんからね。
オススメ2
- シマノのオシアジガー1500XG
- シマノのオシアジガー インフィニティ モーティブ
このタックルのポイントはスピードとなります。
リールのひと回転の巻き取り量が多いリールに
インフィニティーのロッドを付ける事で着底からハイスピードで誘いを入れます。
誘いに乗った魚にフォール一発入れる事で食わせのスイッチを入れます。
誘いと食わせのバランスをとったタックルで記憶の残る魚を取ってくださいね。
オススメ3
- ダイワのソルティガ15
- ダイワのソルティガSJ61 B-3
200mの水深になると赤ムツや黒ムツが視野に入ってきます。
また、浅場での青物ジギングも楽しめる領域です。
両方を一つのタックルで楽しみたいと考えている方へオススメしたいです。
水深200m以上
水深が200m以上となると深海釣りの領域に入ってきます。
狙うターゲットとしては赤ムツや黒ムツに金目鯛も入ってきます。
魚礁周りで超大型のカンパチやカンナギも狙えるポイントですね。
リールには強靭な剛性が必要となりラインキャパを要求されます。
ヘビーなメタルジグを使いますので強靭なロッドが必要となります。
夢を追いかけるアングラーに向けてオススメのタックルを紹介しますね。
オススメ1
- シマノのオシアジガーFがスタム2000NRHG
- シマノのオシアジガーリミテッドB62-4
水深が深くなる事でリールは大きくロッドパワーも上げる必要があります。
ある程度は全てのヘビータックルにする必要があるのですが、
余りに強靭なタックルにするとアングラーへの負担が大きいです。
ギリギリと言うか、絶妙なバランスを取ったタックルの紹介となります。
ジギングにおいて余力があり過ぎるタックルはデメリットがあります。
- メタルジグの動きが不自然になり食わない・・・
- タックルが重すぎてアングラーへの負担が大きい・・・
深い領域の釣りにおいては絶妙なバランスが取れたタックルが釣果を呼びます。
オススメ2
- ダイワのソルティガ35N
- ダイワのソルティガS J 61 B-5
金目鯛や赤ムツや深場の青物を想定したタックルの紹介です。
余力があるタックルでは無く、400m迄をギリギリ狙えるタックルバランスにしてます。
魚に口を使わせるのに特化したタックルバランスとなります。
魚が掛かれば竿のパワーで寄せるのではなく
リールパワーに頼り魚を寄せるタックルとなります。
オススメ3
- アルファタックルのマーフィックスN4
- エバーグリーンのスロージャーカーPSLJ603-6
大手メーカーでは無く玄人好みのタックルセレクトとなります。
リールはスタータードラグではなくレバードラグを採用してます。
少し慣れが必要かもしれません。
ラインキャパは大きく良いのですが少々重たいのが難点です。
重さを吹き飛ばす所有感と大型のドラグが内蔵されている為に
安定したファイトができます。
ロッドは非常に軽量に仕上げらており感度良好となります。
感度を極限まで上げていますので竿を立ててのファイトをすると
ロッド破損する事がありますので注意ください。
魚へ穂先を真っ直ぐ向けてファイトすると
折れる事はあり得ませんので変な心配は入りませんがね。
まとめ
ベイトタックルを使ったジギングについてデメリットやメリットを紹介しました。
ある程度ジギングの沼にはまってくると
ベイトタックル一択って人もいるくらい人気の道具ですね。
今回も本気でベイトタックルに語ってみましたので
何度も見返して貰えれば色々な気づきがあると思います。
また、オススメタックルは少々高額な商品が並んでいます。
ベイトタックルでジギングをしたいと考えている方は本気の方がほとんどです。
本気でジギングをしている方が満足出来るタックルセレクトをしてます。
信頼できるタックルで大きな釣果を出す為に紹介しました。
是非参考にしてくださいね。